
<清水英之カメラマン>
「沼津市の沼津港上空です。びゅうおの水門が完全にしめられています」
<坪内明美記者>
「県庁の危機管理センターです。職員が各自治体と連携しながら情報収集にあたっています」
<鈴木康友 知事>
「大きな津波が来ることはなかったが、またこういう事態が起こる可能性があるので、十分注意をして生活をしていただきたい」
静岡県によりますとこれまでに人的、物的な被害は確認されていないということです。
県内各地に避難所が開設されました。沼津市の第三中学校では近隣住民や近くで働く人など200人以上が冷房が効いた高い階の教室に避難しました。
<避難した人>
「歩いて20分から30分ですかね。東北の方の震災のこともあるので、油断はできない。第2次の避難所に移動するつもり」
中学校は夏休みに入っていて、100人近くの生徒が部活動を中断して校舎の4階に移動しました。
<教諭>
「メールで保護者に連絡を入れます」
学校から保護者に連絡し、午後1時すぎに待機していた生徒を保護者が迎えに来ました。
<中学1年生>
「こういう経験がないのでびっくりしたし、みんな慌ててたが津波が来なくて良かった」
下田市の小学校には外国人観光客の姿もありました。浜松市の小学校ではペットとともに避難をした人もいました。
<家族で避難した人>
「どうにかペットたちも涼しいところにいられるので、感謝です。初めは外にいるかなと思っていたから、ペットがいるから」
県などによりますと清水港と土肥港を結ぶ駿河湾フェリーが津波警報によって清水港に入れなくなり一時、乗員乗客40人を乗せたまま三保沖で待機しました。
フェリーはその後接岸し、乗員乗客は全員無事に降りたということです。
<LIVEしずおか 滝澤悠希キャスター>
「午後2時すぎのJR静岡駅です。現在東海道線そして路線バスが運転を見合わせているということで、タクシー乗り場には長い列ができています」
交通機関にも影響が出ているほか、県内各地の施設で休館などが相次ぎました。国道1号に隣接する道の駅富士も終日、臨時休館となっています。
県内企業の対応です。浜松市に本社を置くスズキは、沿岸部近くにある本社で社員を2階以上に避難させるなどの対応をとったということです。
また、磐田市に本社を置くヤマハ発動機では、湖西市にある事業所で社員を建物の高い所へ一時避難させたとのことです。