
静岡県東伊豆町の無形文化財に指定されている伝統の舞、「稲取子供三番叟」が7月14日、披露されました。
「ハ~!イヤ~!」
稲取の三番叟は、江戸時代の末期に歌舞伎役者から伝えられ、明治時代の中頃から子どもが演じるようになったといわれています。
稲取小学校の3年生から6年生の7人が6月1日から稽古を重ね、7月14日、記念撮影や神事の後、八幡神社の舞台に上がりました。3人が、天下泰平や五穀豊穣を願う舞を演じ、4人が踊り手の動きに合わせて太鼓を演奏しました。
<黒面の役を舞った 津嶋来紀さん>
「うまくできて、楽しかったです。手を巻くところとか、動きとか、うまくできて良かったです」
<稲取子供三番叟保存会 広瀬重幸会長>
「子どもたち7人は、40日間、練習を続けてきました。彼らの人生の上では、非常にいい思い出になると思います。人生の糧にもなると思います」
7月15日の午前には、稲取の「東区御仮屋」と呼ばれる会場でも披露されます。