
有機フッ素化合物「PFAS」について、静岡市などは2024年から進めている実証実験で、世界初の技術を使って汚染した水から97%除去することに成功したと発表しました。
静岡市清水区の化学工場周辺で検出された「PFAS」。
住民の健康などへの影響が懸念されたことから、静岡市では2024年7月から民間企業と合同でPFAS除去に取り組み、除去装置の開発も支援してきました。
その結果、小さな気泡を作り、PFASをその泡に付着させて分離・除去できる装置を開発しました。これまでの活性炭を使った浄化装置に比べて低コストで大量に処理することが可能ということです。
<静岡市 難波喬司市長>
「非常に濃いPFAS濃度であっても(数字を)落とせる状態ができたというのは非常に大きい意味だと思う」
市は今後、企業と協力してPFASを排出してきた事業所に購入を促すなど、問題解決の一翼を担っていきたい考えです。