
静岡県伊東市の小野達也市長が5月28日、最後の定例会見に臨み、2期8年の市政運営を総括しました。選挙戦における敗因の一つとなった新図書館計画については、「今が最大のチャンス」と語り、伊東市に必要という考えを示しました。
自民、公明などの推薦を受け、多くの市議の支援に回ったにも関わらず、現職が敗れた伊東市長選。退任前最後の定例会見に臨んだ小野市長は、2期8年の歩みを振り返り、胸の内を語りました。
<伊東市 小野達也市長>
「やってきたことには間違いなかったと思っているし、選挙に敗れたものの恥じることなく、堂々とこれからも歩みを続けていきたいという気持ちでいっぱい」
選挙の争点となった新図書館の計画について、説明が市民に十分に届いていなかったと反省した上で、今でも必要な事業という思いに変わりはないと話しました。
<小野市長>
「(新図書館は)多くの方がいろんな活動ができる、そういう本当に魅力いっぱいな場所だと今でも思っていて、まさに今は最大のチャンスであったし、やるべきだったというふうに思っている」
今回の小野市長の退任に合わせて、2人の副市長と教育長も退任することになり、伊東市の行政は大きな転換期を迎えます。
田久保真紀新市長は29日に初登庁の予定で、選挙公約ともいえる図書館計画の見直しについて表明する見通しです。

