
2025年5月の静岡県伊東市長選の争点ともなった図書館の現場を田久保市長が8月15日に視察しました。田久保市長は「きちんとした計画を立ててスピーディに取り組んでいく」と語りましたが、計画が実行に移されるかは不透明です。
「おはようございます」
学歴疑惑で揺れる田久保市長が足を運んだのは、選挙戦で訴えた図書館問題の現場。選挙戦から2か月あまり、初めての視察です。完成から40年以上が経過し、設備の老朽化が進む館内の現状について職員から説明を受けました。
<職員>
「屋根が落ちたのはだいたい7年ぐらい前になります」
<伊東市 田久保真紀市長>
「その時は直そうという話とか修繕の話はあったけどそのままに」
<職員>
「どこから雨漏りがされているのかというところを限定するのが難しいということもあって」
<田久保市長>
「あまりにもちょっと今まで手入れが悪すぎたというのか、やるべきことをやっていないなという印象が強いです」
5月の選挙戦では前市長肝いりの「新図書館計画」に反対し当選した田久保市長。就任直後には計画を中止しました。図書館の視察を終えた田久保市長はその後、図書館の移転先候補地の一つである旧西小学校を訪れ、校内を見て回りました。
視察を終えた田久保市長は...。
<田久保市長>
「全ての公共施設に言えることですけど、きちんとした計画を立ててスピーディに取り組んでいく」
ただ田久保市長は、移転案を含めた詳細な計画を示しておらず、計画は進んでいないのが現状です。田久保市長の最大の公約でもある「新図書館計画の中止」。その先に描くプランは見えないままです。