「伊東市の未来を前に進めたい」市民が選んだ"変化"と"前進" 激戦の市長選をプレイバック 杉本新市長は初登庁で職員に訓示=静岡・伊東市長選

市民の選択は「変化」と「前進」でした。激戦となった伊東市長選挙は「新しい市政への進化」を訴えた杉本憲也氏が当選しました。12月15日、初登庁した杉本氏は職員を前に「信頼される伊東市を作る」と訓示しました。

<田久保真紀前市長(12月13日)>
「かけられた言葉はすべて『頑張って』と『負けないで』です」

学歴詐称疑惑に端を発して失職した田久保前市長。市政への返り咲きを目指しましたが、選挙の主役にはなれませんでした。

<野路毅彦アナウンサー(12月14日)>
「9500票 小野達也氏、同じく杉本憲也氏 9500票でトップは並んでいる」

元市長で自民党県連推薦の小野達也氏と元市議で国民民主党県連推薦の杉本憲也氏。2人の得票数は横一線で開票作業が進みました。

田久保真紀前市長は4131票を獲得も...

<滝澤悠希キャスター(12月14日)>
「ここで速報でお伝えします。前市長の田久保真紀さんが落選確実となりました」

田久保真紀前市長は4131票の獲得にとどまり落選。その間にも小野氏と杉本氏の熾烈なレースが続きます。

<白鳥浩教授>
「9割近く票が開いているわけでそろそろどちらかというのが見えてきていいはずなんですがまったく見えない」

<滝澤キャスター>
「生の映像ご覧いただいても全く同じ。私たちの目には映りますね」

<白鳥浩教授>
「右側の束が杉本さん、左側の束が小野さん。横見ても同じだけ並んでいるのが一目瞭然ですね」

市民の選択は―。
接戦を制したのは杉本氏でした。

<当選した杉本憲也氏(43)>
「変わらない変わらないと言われた伊東をこれから先は必ず皆さんと一緒に変える、進める」

<坂口将也記者>
「午前1時前です。私の後ろには田久保氏のインタビューを待つ多くの報道陣が待機しているのですが、田久保さん本人は一向に姿を現しません」

選挙の発端となった田久保氏自身は取材には応じず、SNSで「今回の選挙戦で繋がったみなさんとの絆はいつまでも私の宝物です」などと綴り、今後の予定は未定と投稿しました。

「身近な親近感ある市長を目指す」

杉本憲也新市長は12月15日午後、市役所に初登庁しました。集まった市民や職員などから拍手で出迎えを受けました。

<伊東市 杉本憲也新市長>
「昨日第22代伊東市長の職を拝命いたしました、杉本憲也と申します」

新市長は休む間もなく、午後2時からの就任会見に臨みました。

<杉本新市長>
「何かあったときには頼ってもらえる、頼ろうと思っていただける、身近な親近感ある市長を目指していきたい」

その後、市長室に入り、市長の椅子に初めて座りました。

<杉本新市長>
「慣れないですね。市長と呼ばれるのはこそばゆいですね」

そして午後4時、市の職員を前に訓示を行い、伊東市の将来への思いを語りました。

<杉本新市長>
「皆さんが困った時には一緒に悩み、皆さんと一緒に笑い、涙し、市民の皆さんのために一生懸命働くことができる、そういう伊東市役所を必ず作ってみせます。一緒に、この新しい伊東市の未来を前に進めてください」

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

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