
静岡県三島市の三嶋大社に続く「えびす参道」で3年前から店を構える「Imo to Cheese(いもとチーズ)」。
<店員>
「お待たせしました」
食べ歩きを楽しむ観光客に人気なのがー
<観光客>
「超おいしそう!いただきます」
「うん!おいしい!」
「お芋の甘さがすごく出ているのでおいしい」
<Imo to Cheese 杉山さくらさん>
「地元のお芋を使ったスイーツを作りたいというところからImo to Cheeseが始まりました。特に『いもかん』がおすすめです」
今回のしずおか産は、静岡県三島市のブランド芋三島甘藷を使ったスイーツ「いもかん」です。
<東部総局 伊部桜輔カメラマン>
「口当たりがすごくなめらかで、芋の部分はスイートポテトのような味なんですけど、クリームチーズとの相性がすごくいいです」
「いもかん」はクリームチーズに三島甘藷のスイートポテト、そして、香ばしいタルトの3つの味を楽しむことができます。静岡県函南町の「グルッペ石渡食品」では「いもかん」を製造しています。1944年の創業以来、県東部の学校給食のパンをつくるなど、地元に根付いた会社です。
<グルッペ石渡食品 鈴木信行製造部長>
「以前はサツマイモのコロッケを作っていたこともありますし、今、どら焼きで三島甘藷のあんこも作って製品として出しています」
三島市で生産している「三島甘藷」は、「箱根西麓三島野菜」と呼ばれるブランド野菜の1つです。火山灰を多く含んだ土と豊富な湧き水で育った甘みの強いサツマイモは焼き芋のほか、スイーツとして需要があります。
<鈴木製造部長>
「私の父も農家をやっていた。掘りたての時はホクホクしたサツマイモなんですけど、年を越すと甘くなる、蜜が入ると聞いていました」
「三島甘藷」の風味を引き出すため材料を極力少なくしました。
<鈴木製造部長>
「三島甘藷を蒸してペーストにしたもの、あとバター、グラニュー糖、生クリームを混ぜます」
味が均一になるよう手作業で材料を丁寧に混ぜます。混ぜ終わった三島甘藷のスイートポテトは型に絞り出し、専用のクリームチーズ生地を流し込みます。
大型のオーブンで焼いたタルトは、全粒粉の小麦粉を使っています。
<店に買いに来た親子>
「いもかんください」
三嶋大社前の観光スイーツとして人気が高まる「いもかん」。オーナーの願いは、「通りを元気にする」ことです。
<Imo to Cheese 高田翔夢オーナー>
「三島駅前の人前、人だかりに比べてはやっぱり流れてきてないっていう現状があるので、(通りを)元気にするためにも『Imo to Cheese』から発信していって、お芋好きが集まる町となれば、『いもかん』の知名度も三島のことを知ってくれる人も増えるんじゃないかなと」
<Imo to Cheese 杉山さくらさん>
「お待たせしました。いもかんです」
<子ども>
「ありがとう」
<杉山さん>
「バイバイ!」
<子ども>
「バイバ~イ」
【住所】三島市大社町18-3
【電話】055-916-7851
【営業時間】11:00~15:00
【営業日】金・土・日曜日