
水害に強い狩野川を目指し流域の住民などでつくる団体「狩野川放水路改修促進期成同盟会」の総会が5月20日、静岡県清水町で開かれました。
伊豆半島を流れる狩野川は大雨や台風によりたびたび浸水し、流域に被害が発生しています。
「狩野川放水路改修促進期成同盟会」は、狩野川放水路を増強する要望活動を進めるため、地元住民らによって2021年に発足しました。
狩野川放水路が1965年に完成して2025年7月で60周年を迎えるにあたり、この建設事業に当時、国会議員秘書として深く関わった二階俊博元衆院議員が総会であいさつしました。
<二階俊博元衆院議員>
「1日も早く狩野川放水路の増強が完成し、治水安全度が向上することを常に期待しております」
狩野川放水路の改修については、国の基本方針が2023年に改定され、現在の流量毎秒2000トンから約1.5倍となる毎秒3400トンになるよう河川整備計画の策定を国が進めています。
期成同盟会では2025年、狩野川放水路の完成60周年記念シンポジウムに参加するなどの事業にも取り組むということです。