
生態系を守るため、特定外来生物「オオキンケイギク」の駆除が5月13日、静岡市で行われました。
オオキンケイギクは北アメリカ原産で、繁殖力が強く在来植物の生息域を奪ってしまうため、環境省が特定外来生物に指定しています。
静岡市は2021年から駆除に取り組んでいて、13日は市の職員やボランティアなど約70人が作業をしました。オオキンケイギクは毎年花を咲かせる多年草で、根こそぎ取り除く必要があり、参加者は丁寧に駆除していきました。
<静岡市環境共生課 鈴木勇海主事>
「繁殖力がとても強いので、種子が他の場所にこぼれないようにすること。きれいな植物ですので、抜いて花壇に植えるとか、そういったことが間違っても起きないようにしたいただければと思う」
特定外来生物は生きた状態での運搬が禁止されているため、市は自宅の庭などでオオキンケイギクを発見した場合、連絡をしてほしいと呼びかけています。