大河ドラマ「べらぼう」世界観を凧に 浜松まつり観光客の体験用 地元大工らが製作

観光客らの体験用の凧3枚を製作した砂子さん(右)と松嶋さん=浜松市中央区の浜松まつり会館 浜松まつり(5月3~5日)の観光客らにも凧(たこ)揚げを楽しんでもらおうと、浜松市中央区西町の大工砂子秀志さん(68)と同区芳川町大橋の電気工事業松嶋孝志さん(70)が今年も、体験会用の凧3枚を製作した。
 用意したのは2・5帖凧1枚と、1・5帖凧2枚。大河ドラマ「べらぼう」の世界観をテーマに、花魁(おいらん)や火消しの「め組」のデザインを採用。竹の骨組みづくりから作業を開始し、日本画や浮世絵のような描き方を取り入れて仕上げた。
 長年にわたって凧を自作してきた砂子さんと松嶋さんは、8年ほど前に同じ趣味を通じて意気投合。昨年から力を合わせて体験会用の凧づくりに取り組んでいる。砂子さんは「子どもたちも凧揚げを楽しんでほしい。記念撮影にも活用してもらえたら」と話し、松嶋さんは「昨年、必死に凧を揚げる親子連れを見てうれしかった。今年も盛り上がれば」と期待を寄せた。
 凧揚げ体験は5月3~5日の午前9時半~午後2時、凧揚げ会場から1キロほど離れた浜松まつり会館の近くにある芝生広場で開催する。

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