4月4日午後、静岡県東伊豆町の農機具小屋に立てこもった男が銃刀法違反の現行犯で警察に逮捕されました。現場近くでは3月、軽トラックが強奪される事件が起きていて、警察は関連性について、慎重に捜査しています。
警察によりますと、4日午後3時半頃、東伊豆町稲取で、警察官が農機具小屋に隠れている男を発見し、職務質問をしたところ、男が刃物を向けたため、警察官が拳銃を構えて警告、男はそのまま建物に立てこもったということです。
警察官が説得を試みましたが、男は聞かず、約5時間後の午後8時半頃、農機具小屋に突入し、身柄を確保、6センチを超える刃物1本を持っていた銃刀法違反で現行犯逮捕しました。人質はいませんでした。
確保時、男は首など複数箇所から出血していたことから、病院に運ばれましたが、命に別状はないということです。持っていた刃物で自らを傷つけたとみられます。
また、男は50~60代とみられ、警察の調べに対し、黙秘を続けているということです。
男が立てこもった現場の近くでは、3月に民家から軽トラックが奪われる強盗傷害事件が起きていて、警察が周辺を警戒していました。警察ではこの2つの事件の関連性について、慎重に調べています。