【動画あります】沼津の奇祭・大瀬まつり 駿河湾に春の訪れ告げる「踊り船」

踊り船の上で踊りを披露する子どもたち=4日午前、沼津市 駿河湾に春の訪れを告げる奇祭「大瀬まつり」が4日、沼津市の大瀬崎にある大瀬神社を中心に開かれた。市内の各港から大漁旗や紅白幕で華やかに飾った「踊り船」が集まり、神事を通じて今年の豊漁や航海の安全を祈願した。
 船には派手な衣装と化粧で女装した青年や子どもたちが乗り込み「勇み踊り」を披露。「あいやーはーそーれ」などとかけ声を出したり、日の丸の扇子を振りかざしたりしながら海を進んだ。地域住民や漁業関係者は、神前に酒や魚などを供えて感謝や奉仕の気持ちを唱和した。観光客も数多く訪れ、年に一度の光景を楽しんでいた。
 地元の西浦地区から「真正丸」に乗って参加した市立長井崎小中一貫校5年の杉山こころさん(10)は「真っ白にする化粧が楽しかった。いくつになっても参加したい」と笑顔を見せた。

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