女装した海の男たちが船の上で踊る“天下の奇祭”大瀬まつりが4月4日、静岡県沼津市で開かれ、訪れた多くの人でにぎわいました。
色鮮やかな大漁旗や垂れ幕で飾り付けられたたくさんの船。豊漁と航海の安全を願って、毎年4月4日に開催される大瀬まつりです。
最大の特徴は、顔を白く塗った派手な化粧で女装をした若者たちが船の上で繰り広げる「勇み踊り」。「ちゃんちゃらおかし」などの掛け声に合わせて扇子を振り、にぎやかに踊る様子から、“天下の奇祭”とも呼ばれています。
<訪れた人>
「最高だよね。これは4月4日、この日に来ないとわからない、この楽しみは」「おもしろい。(参加者)本人はわからないみたいだけど、周りから見るとすごいかなって」
祭りで女装をするのは、海の守護神として知られる男の神様の気を引くためといわれていて、新鮮な魚や酒、米などを奉納し、今年度の海の平穏を祈りました。