公共ライドシェア 小山で試験運行 運転手不足を解消、配車アプリで便利に

小山町が試験運用を始めた配車アプリ「おやまライド」の予約画面 小山町は1日、公共交通施策の一環として、一般ドライバーが自家用車を使って利用者を運ぶ「公共ライドシェア」の試験運行を開始した。町の新たな配車専用アプリ「OyamaRIDE(おやまライド)」も試験運用する。30日まで。
 運行地域は町内と御殿場市内とし、乗車場所か降車場所が町内であることが利用条件。平日午前8時から午後1時で、利用料金はタクシー料金の8割(静岡地区の距離別運賃を基準)とする。障害者が同乗する場合はさらに1割引き。1日現在、町が面接した一般ドライバー3人による3台が試験運行に参加している。
 おやまライドを使い、乗車日当日を含む7日前から乗車直前まで予約可能。地図上で好きな乗降場所を選択できる。AIが予約状況に応じ、最適な乗り合いルートを構築する。支払いはアプリ内でのクレジットカード決済のみとなる。
 町は7月、システムをリニューアルしたデマンドバスや巡回バスの運行も開始する予定。込山正秀町長は「移動の利便性確保や運転手不足の解消、公共交通に関する将来的な町の負担軽減を目指す」としている。

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