
同館の星野倫弘係長(49)によると、同市清水区出身の落語家春風亭昇太さんと話す中で「大ホールで落語をやったことがない」と言われたことや、笑って締めたいという思いなどから落語が選ばれたという。最後を派手に飾ろうと、昇太さんのほか、春風亭小朝さん、林家たい平さん、春風亭一之輔さん、桂宮治さん、三遊亭円楽さん、立川志の輔さん、講談師神田伯山さんらが出演した。
30日昼の部に出演した昇太さんは「隣の中ホールで落語をすることが多かった。最後かと思うとキュンキュンする」と回顧。終演後は「またきれいになったらこけら落としもね。完成したすばらしいホールで会いましょう」とあいさつし喝采を受けた。
同館の思い出を市民から募ったメッセージパネルや開館当時の新聞記事などを掲示した。星野係長は市民に向けて「いったん休むが、なくなるわけではない。長いようで短い3年間を待っていてほしい」と話した。