<バレーボール>東レ静岡、WD名古屋に連敗 小沢、楠本ら持ち味封じられ守勢に 最終節雪辱への鍵は

バレーボールSVリーグの東レアローズ静岡は14、15日、草薙このはなアリーナでWD名古屋とホームゲームを戦い、いずれも0-3のストレートで連敗を喫した。阿部裕太監督は「相手の強いサーブに押されて完全にリズムを失ってしまった。耐える場面もあったんですが」と、打つ手を尽くしたが奏功しなかった。

小沢、今季初スタメン

東レ静岡は好調だったアウトサイドヒッター重藤トビアス赳選手がコンディション不良で欠場。1戦目は攻撃力のある小沢宙輝選手と、守備力に定評があり、左手甲の骨折から復帰したばかりの楠本岳選手がスタメンに入った。

小沢選手は今季初先発を1戦目の朝に告げられ「焦りましたし緊張してました」と明かしたが、チーム最初のポイントを強打で決めるなど上々の出だしだった。

「一方的なゲームに」

ところが、不得手なサーブレシーブを相手に狙われ、徐々に攻撃の精度を落としていった。
「強いサーブに押されて、サイドアウトがなかなか取れなくて、逆にこっちがサーブやスパイクのミスが多くて一方的なゲームになってしまった」

楠本、武器封じられ

WD名古屋のサーブ力に対し、楠本選手の守備力で対抗したいところだったが、それは相手も折り込み済み。楠本選手を避けるように、狙い澄ましたサーブをコースに打ち込んできた。
「今日(1戦目)はあまりボールを触ってないんです。何もせずに交代しちゃった感じです。サーブレシーブができない状況だと(自分が)入っているメリットがそこまでないのかなと。(宮浦健人選手、水町泰杜選手らジャンプサーバーだけでなく)フローター陣の深津(英臣)選手、佐藤(駿一郎)選手もいいサーブを打つので、どうしてもリベロと2枚で取るという形が取れないチームなんです」と楠本選手。

今季0勝4敗

今季、WD名古屋には0勝4敗。多彩な得点源を持ち、守備も固い名古屋に対し、4月のレギュラーシーズン最終節で雪辱するためには、どう対抗したらいいのか。

突破口は

楠本選手は言う。「しっかりリバウンドを取って立て直すというのが一番の突破口かなと思う。厳しい状況で打つと、(名古屋は)ディフェンスもいいチームなので切り替えられて速い展開のコンビでスパイクを決められるというのが今日の展開。それを阻止するためには、いい状態で打つ回数を増やすこと。サーブレシーブが割れたとしても、しっかりブロックに当ててリバウンドを取るというのを徹底してやるのがベストかなと思います」

小沢選手も「リバウンドを取るか、勝負するか、そこを明確にして確率の高い方を選択するということ。ハイセットで返すしかないという時も、セッターに1本目を取らせたり、相手が攻撃しづらい状況をつくるのが大事で、サーブに関しても相手のパスを崩す、質のいいサーブを入れ続けることが大事だと思います」とうなずいた。

正念場の終盤戦へ

プレーオフ進出に向けて、正念場となるリーグ終盤戦。敗戦を引きずってはいられない。

今回、重藤選手のコンディション不良で急きょ出番が巡ってきた小沢選手は「実戦が成長につながると言えばそうなんですが、それ(試合出場)が無理でも、自分の意識で練習を実戦にどう近づけるかが大事だと思ってます」と緊張感を維持して出番に備えてきた。

「SHIZUOKA ORANGE DAY(静岡オレンジデイ)」と題して、オレンジTシャツを身に付けたファンら3266人が来場したホーム戦

阿部監督は「彼(小沢選手)の真面目さ、バレーに向き合う姿勢は素晴らしいものがある。ベンチを外れたり、普通なら腐りそうなタイミングでもひたむきに練習している姿があり、今回スタメンを勝ちとったというのは彼自身の努力によるもの。それは周りの選手にもいい刺激になっていると思う」と、選手間競争の激化に期待した。
(編集局ニュースセンター・結城啓子)
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静岡県に関係する野球の話題を中心に、プロから社会人、大学、高校、中学まで幅広く取り上げます。新聞記事とは異なる切り口で、こぼれ話も織り交ぜながらお届けします。時々バレーボールの話題も提供します。最新情報は X(旧Twitter)「しずおか×スポーツ」で。

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