夏の疲れを癒やす静岡・日帰り旅行!エメラルドグリーンの絶景「寸又峡 夢のつり橋」(川根本町)/富士山の伏流水が育む「柿田川湧水」(清水町)

ひんやりスイーツと絶景で夏の疲れをリセット


まだまだ厳しい暑さが残る9月。にぎやかな夏のレジャーは終わりを告げ、少しずつ秋の気配が感じられる頃。そんな今だからこそ、静かに過ごせる場所で心をリセットしたいものです。今回は、夏の疲れを癒やす絶景とひんやりグルメが楽しめる静岡の涼やかスポットをご紹介します。

【寸又峡 夢のつり橋】五感で涼を感じる、秘境の渓谷

残暑を忘れる、エメラルドグリーンの絶景へ

静岡県の山間部に位置する寸又峡(すまたきょう)。その深い森の奥には、息をのむほど美しい、とっておきの絶景が待っています。そこは、静けさの中で自然の雄大さを感じられる、大人のための特別な場所です。

夢のつり橋:息をのむ、エメラルドグリーンの湖面

寸又峡を代表する「夢のつり橋」。湖面に映るエメラルドグリーンは、訪れる人の心を奪います。このつり橋は、大間ダムによってできた人造湖「チンダル湖」にかかっており、その神秘的な青色は「チンダル現象」によって生まれるのだとか。

まるで空中を歩いているようなスリル感

全長約90メートル、高さ約8メートル。一度に渡れる人数は10人までと制限されており、足元は幅40センチの板一枚。まるで空中を歩いているかのようなスリルを味わえます。渡りきった後には、達成感とともに、眼下に広がる絶景を堪能できるはずです。

南アルプスの伏流水で作られた「夢の吊橋サイダー」

長かったつり橋の往復で少し喉が渇いたら…。夢のつり橋入場ゲートの手前の「手造りの店 さとう」では、SNSでも話題の「夢の吊橋サイダー」を販売しています。ひんやり冷たいサイダーを片手に渓谷のせせらぎを聞けば、夏の疲れがすっと消えていくのを感じられるのでは。

疲れを癒やす温泉でリフレッシュ

寸又峡町営露天風呂 美女づくりの湯

人通りが少ない静かな時間帯に、渓谷の絶景を眺めながら散策したり、疲れた体を癒やしてくれる日帰り温泉でゆったり過ごしたりするのも良いですね。特に、なめらかな湯質が特徴の「美女づくりの湯」は、歩き疲れた体を優しくほぐしてくれます。日常を忘れ、自然の中で心と体をリセットしてみては。

<DATA>
寸又峡 夢のつり橋
住所:榛原郡川根本町千頭(寸又峡)地内
電話:0547-59-2746 (川根本町まちづくり観光協会)
駐車場:500台(有料・500円/日)

寸又峡町営露天風呂 美女づくりの湯
住所:榛原郡川根本町千頭368-3
電話:0547-59-3985
 

【柿田川湧水】清らかな湧き水に癒やされる

柿田川の水中写真

富士山の雪解け水が地下に染み込み、長い年月を経て湧き出す日本でも稀有な場所、それが柿田川湧水群です。ここは、夏でもひんやりとした空気に包まれており、心身ともにリフレッシュする特別な時間を過ごせます。

その秘密は、年間を通して水温が約15℃で安定している湧き水。豊かな木々が作り出す木陰と、この冷たい水が、天然のクーラーのような役割を果たし、訪れる人々を暑さから解放してくれます。

神秘的な第一・第二展望台:自然が生み出す絶景

湧き間(第二展望台)

遊歩道を進むと現れるのが、第一・第二展望台です。特に第二展望台では、直径約4.5メートルの湧き間から、一日に約70万から100万トンもの水が湧き出している光景を見ることができます。底が見えないほど深く、まるで宇宙空間のような神秘的な青色に目を奪われます。この湧き間から流れ出る水が、そのまま柿田川となります。

五感で楽しむ水の恵み

湧き水にさわれる場所「ぽこぽこ湧き間」

柿田川の魅力は見るだけではありません。遊歩道沿いの木々の間から差し込む光、水面に映る緑、そして耳を澄ませば聞こえてくる、絶えず湧き出る水の音。静けさの中で、五感すべてで自然のエネルギーを感じられます。

<DATA>
柿田川公園(柿田川湧水)
住所:駿東郡清水町伏見71-7
電話:055-981-8224(清水町都市計画課 公園みどり係)
駐車場:50台(200円)、バス8台(1000円)

柿田川の恵みを五感で味わう

柿田川豆腐館製造の豆腐を使った「豆腐アイスクリーム」

散策の後は、湧き水を使って作られた地元のグルメを味わうのも楽しみの一つです。柿田川公園の隣にある「柿田川湧水の道」には、湧き水と地元食材を活かしたグルメが盛りだくさん。中でも注目したいのが、湧水と国産大豆で作られた「豆腐アイスクリーム」です。

さっぱりとした後味に、口に入れた瞬間、ふわっと広がる豆腐の風味が特徴。人によっては「思ってたより豆腐味!」という声もあるほど、濃厚な豆腐感を味わえます。

ヘルシーで罪悪感が少ないのもうれしいポイント。普通のバニラアイスとは一味違う、ユニークなご当地アイスをぜひ試してください。

柿田川湧水の道[柿田川豆腐館・みやげ館・スイーツ館]
住所:東郡清水町伏見86
電話:055-973-9511

キッチンかわせみ/かわせみ本館
住所:駿東郡清水町伏見86
電話:055-973-7700
 

締めくくりは「伊豆・村の駅」でお土産探し


清らかな水と緑に癒やされ、心も体もリフレッシュした後は、新鮮な地元の恵みが詰まったお土産を探してみませんか? 柿田川から車で数分、伊豆方面への玄関口に位置する「伊豆・村の駅」は、地元で採れた新鮮な野菜やフルーツ、名産品が豊富にそろう人気のスポットです。

たまご専門店 TAMAGOYA(たまごや)の「たまごたっぷりん」

特に、卵を使ったスイーツや、新鮮な海産物など、静岡ならではのおいしいお土産がたくさん見つかります。おいしいものを探しながら思い出を振り返るのも良いものです。

<DATA>
伊豆・村の駅
住所:三島市安久322-1
電話:055-984-1217

グルメやレジャーなどのおでかけ情報や暮らしに役立つ情報、旬なトピックなどをご紹介。最新のアクセスデータをもとにしたランキング記事は必見です。公式X(旧Twitter)Instagramもあわせてどうぞ!

あなたにおすすめの記事

人気記事ランキング

ライターから記事を探す

エリアの記事を探す

stat_1