東京の人気土産を静岡で製造!?「涙が出るくらいうれしい話」新工場稼働開始に静岡市長は雇用拡大&新銘菓誕生に期待
東京駅のお土産などでおなじみの「東京ミルクチーズ工場」の「シュクレイ」が静岡市内に新しい工場を開きました。安定した生産を実現する設備の導入で、雇用拡大の効果に期待が寄せられています。
10月29日午前、静岡市駿河区内で竣工式が行われたのは、お菓子メーカー「シュクレイ」の新工場です。「シュクレイ」は、東京駅や羽田空港でお土産品として販売されている「東京ミルクチーズ工場」ブランドの製品などを生産しています。竣工式には、静岡市の難波喬司市長が訪れ、工場の中を見学しました。
<静岡市 難波喬司市長>
「おいしい~。本当にでき立て」
<社会部 山口駿平記者>
「甘くて良いにおいがする工場ですが、安定した生産をすることができるのが最大の特徴だということです」
静岡工場では国内外に向け、およそ25種類の製品が生産される予定で、最新鋭の設備により、安定した大量生産ができるといいます。
「東京ミルクチーズ工場」の看板商品ラングドシャの生産では―
<シュクレイ統括リーダー 大澤悠生さん>
「生地を刷り込んでく工程になるんですけど、この機械が今までよりもさらに安定して、グラムミリ単位で調整できるような機械に更新されています」
梱包についても、そのほとんどを自動化しています。スフレのクリームを注入する作業も、「シュクレイ」の工場では初めて機械化。経験の少ないスタッフでも生産に関わることができるようになったといいます。難波市長は雇用拡大などに大きな期待を寄せます。
<静岡市 難波喬司市長>
「雇用は本当にたくさん地元の方を雇用してもらい、もう一つ全国からずいぶんこちらに来てもらっていて、まさに移住で来ていただいているので、静岡市は人口減少に悩んでいるので、こちらも涙が出るくらいうれしい話。ぜひ、静岡銘菓を作っていただきたいと再三お願いしている」
お土産の定番商品を生産する工場が、静岡にどのようなインパクトを与えるか注目です。
「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA