静岡県内歴代最速タイ・152キロをマークも「まだ余力はある」
こちらは4月22日、春季高校野球県大会 知徳ー浜松城北工の一戦後のインタビューを簡単にまとめたものです。この日、小船投手は県内歴代最速タイの152キロをマークしました。(以下、敬称略)
青木:高校入学時の身長は?
小船:175cmぐらい。
青木:152kmは全力投球ですか?
小船:まだまだ余力はある。9割くらいの力で投げた。
青木:球速は気にしていた?
小船:全く見てなかった。
青木:直球で150キロ連発した次の回には変化球多めの投球だったが?
小船:きめ細かく考えるというよりは感覚的にそっちの方が良いと思った。
青木:通常時でも球速が出るようになったか?
小船:軽く投げても140キロくらいは投げられるようになった。手応えが出てきた。
青木:左バッターにはレフト方向へのヒットを3本打たれていたが?
小船:詰まらせているから問題ない。完璧な当たりはなかった。
青木:自分の可能性は感じている?
小船:もっといけると思う。夏までに158キロ出したい。
青木:冬のトレーニングは?
小船:特別変わったことはしていない。
青木:春に大阪桐蔭など強豪校と練習試合をしたが、その成果は?
小船:スライダーや変化球で打ち取ることはできるとよくわかった。どう変化球を使えばいいか、使い方がわかった。
青木:フォームで意識していることは?
小船:首があまり動かないようにしている。首が動くと体が開いてしまう。あと、セットポジションではなるべくクイックで、最近は140後半も出るようになって良くなった。
青木:150キロを超えたときは溜めているように見えたが?
小船:ギアを上げるときは、自分のリズムもあって、ゆったり溜める。
青木:バッティングは好きか?
小船:そんなに好きじゃないです(笑)。バントはいつも失敗しないけど、きょうは失敗した。
青木:中学時代は怪我に苦しんでいたが?
小船:高校生になってから思い描いたように成長できている。
青木:モデルとしている投手は?
小船:特にはいない。千賀投手や佐々木朗希投手は見ていて面白い。
青木:一番自信のある変化球は?
小船:スライダーはカウントも三振も奪える。
青木:これから夏に向けての思いは?
小船:チームを引っ張っていかないといけない立場。自分でチームを押し上げていきたい。
いかがだったでしょうか。
直球だけではない、変化球の良さ。考えて投球を組み立てる野球の頭脳も持ち合わせています。心身ともに成長を感じさせる投球内容でした。
知徳はこの勝利で夏の大会のシード権を獲得しました。プロ注目の右腕はどんな夏を迎えるのか、楽しみです。夏の高校野球は6月30日開幕です。
