【駿府博物館の「素材にいのちを吹き込む-針金とフェルトの世界」展〈下〉】PieniSieniさん、堀文子さんと「魂の共振」
PieniSieniさんは立体刺しゅう約80点。モンシロ、ジャコウアゲハなどチョウ約20種が陳列された横置きケースは、さながら「立体のスーパーリアリズム」。ふじのくに地球環境史ミュージアム(駿河区)の標本を想起させる。ブルーポピーは、可憐な葉と花が柔らかならせんを描く。三島市の佐野美術館で開催中の「堀文子展」でも同じモチーフの作品が見られる。美術家2人の、時と場所を超えた魂の「共振」を感じ取った。(は)
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