J1磐田のGK川島が語る次節、横浜Fマリノス戦のポイント
ジュビロ磐田の元日本代表GK川島永嗣選手は前節町田ゼルビア戦の終盤で見せたスーパーセーブについて「触ったらなんとかなると思った。首位の相手に無失点で終えられるのはいまの自分たちにとって自信になる」と振り返りました。
一問一答
ー町田戦終盤でのスーパーセーブはすごかった。それ以外のところでチームメートが最後の最後で体を張ってくれた。何本か自分が仕事をしないといけないシーンがあると思っていた。自分のパフォーマンスだけではなくて、試合を通してチームのパフォーマンスが素晴らしかった。またつなげていきたい気持ちが強い。
ーヘディングシュートが指に当たった感触はあったか。
そうですね、触ったらなんとかなると思った。相手がどこであろうと無失点で終わりたい。自分もチームメートも一緒。首位の相手に無失点で終えられるのはいまの自分たちにとって自信になる。結果につながったのは良かった。
ー気持ちで止めたか。
気持ちだけじゃない(笑)
ー川島の1ミリと呼ばれている。
そうなんですか。まだまだシーズンは長いので、シーズンのなかで1試合にしかすぎないし、継続しなければ意味がない。また次に向かってやっていきたい。

ーあの瞬間、技術的にどんなことを意識したか。
まずはいいポジションに入ることが大事。あとはタイミングを合わせることが大事。もう先週の話なんで(笑)。試合の内容も含めてこれまでと違う内容だった。自分たちが体を張ってやれたのは自信になる。これをベースに進んでいく。違うタイプの試合でも継続してやっていかなくてはいけない。
ー次節横浜Fマリノスの印象は。
どんどん選手を前にかけてくるチームだと思う。ACLで結果が出ている分、結果にこだわると思う。結束力も10試合が終わった中で強いと思う。自分たちもメンタル的にもいい準備をしたい。戦術的にもしっかりやれるようにしたい。
ー試合を重ねるごとに良くなっている。感触は。
1試合1試合、良くしていこうという意識でやっている。シーズン通していいパフォーマンスができないと意味がない。よくできるところは良くしながら、結果につながるプレーをしていかなければ意味がない。一つ一つやっていきたい。

ーマリノスのACLの試合は見たか。
全部は見ていないが、チームとしての強さが必要で、ああいう試合を勝ち上がってきている強さがマリノスにはある。自分たち自身が理解したうえで臨まないといけない。ほかのチームとは違った強さがあるチーム。
ー磐田が勝ちきるために大事になるのは。
自分たちがやってきていることをどれだけ成長して出せるか。京都、新潟と勝ち、一歩進めたかなと思った後で名古屋、福岡で結果につなげられなかった。町田での勝ちを次につなげるためにも、自分たちの成長のためにも次は大事な試合になる。最後のところで僕は細かな指示はできない。日頃からの意識でしかない。試合の中でどれだけ集中力を保てるか。日頃のトレーニングから意識を持って臨みたい。