J3沼津の中山雅史監督「どれだけ鋭い攻撃を繰り出せるか」

J3沼津の中村勇太選手が14日のアウエー大宮戦と17日のルヴァン杯J1札幌戦に向けて調整しています。大宮はリーグ開幕から負け知らずで首位に立っています。難敵との連戦に「目先の1試合1試合を全力で戦い、走り勝ちたい」と闘志を燃やします。
中村選手は前所属のJFLヴェルスパ大分時代に、天皇杯で札幌と戦った経験があります。「ゴール前の余裕がある。一人一人の技術が高くて攻撃的」と振り返り、リベンジを狙います。

左CB附木雄也選手とのコンビで右CBを担うことが多いですが、前節の相模原戦では井上航希選手が右CBに入り、中村選手は左に。「右よりも、ショートパスで味方に付けながらというシーンが多かった」と話し、「相手が引いてきたので、横に出すと狙われやすいと思い、縦パスを入れることも意識した。ダイナミックさが沼津のゴールにつながったと思う」と手応えをのぞかせます。
古巣でもある札幌との戦いを控えた中山雅史監督も「大宮は手堅く、パススピードなども早い。札幌はJ1で力がある。どれだけするどい攻撃を繰り出していけるか」と意気込みます。中村選手は「連戦だが、CBは経験が大切だと思う。もっと成長したい」と先を見据えました。