【藤津亮太さんの講座「アニメ映画を読む『すずめの戸締まり』】新海誠監督とPDCA

静岡新聞教育文化部が200字でお届けする「県内アートさんぽ」。今回は3月24日に静岡市葵区のSBS学苑パルシェ校で開かれた、アニメ評論家藤津亮太さん(藤枝市出身)の講座「アニメ映画を読む 『すずめの戸締まり』」。次回は5月26日午前10時半からで、テーマは近藤喜文監督「耳をすませば」。

2022年公開の新海誠監督のヒット作について、製作の過程、筋立ての構造、監督の過去作との関係性、東日本大震災を正面から描いたことへの考察。「言の葉の庭」(2013年公開)以降、Vコンテ制作、撮影前の色味の調整を監督自身が行っているとの話に驚愕。登場人物のバックグラウンドを説明する第1幕パート(宮崎でフェリーに乗るまで)が短い構成である真意や、PDCAを作品ごとに行う「新海流」創作サイクルにも言及。(は)

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