【ボタニカの「レンガと食物」】 異形!第2室も注目

静岡新聞教育文化部が200字でお届けする「県内アートさんぽ」。今回は、静岡市葵区のボタニカで29日まで開催中の彫刻家石上和弘さん(静岡市葵区)と福井揚さん(裾野市)の2人展「レンガと食物」。金、土、日曜に開廊。


ハンバーガー、ソフトクリームなど米国ポップカルチャーのにおいが濃厚な福井さんの陶芸作品は、ベッタリ、つやつやとした釉薬がアイシングクリームのよう。表面に刺さった釘はアラザンか。石上さんは曲がったスプーン、ドーナツの巨大木彫を出品。ほぼ実物大の福井作品と同じ視界で見ると、縮尺が違い過ぎて笑いが込み上げる。異形の者どもが集まった第2室。アメリカンホラー的な福井作品と、妖怪伝説を思わせる石上作品が見事な対比。(は)

静岡県内の音楽、美術、文学、演劇、パフォーミングアーツなど、さまざまな表現活動を追いかけます。教育分野の動きもフォロー。最新情報は公式X(旧Twitter)で。

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