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SBSラジオ FooTALK!

藤枝MYFCのDJタクローさんが語る「選手やサポーターとの呼吸がぴったり合ったと感じる瞬間」

SBSラジオの静岡サッカー熱血応援番組「ヒデとキトーのFooTALK!」に、藤枝MYFCのスタジアムDJ、DJタクローさんをお招きしました。聞き手はパーソナリティのペナルティ・ヒデさんと鬼頭里枝さんです。

藤枝MYFCのDJになったきっかけは?

ヒデ:タクローさん、ご出身千葉なんですね。藤枝に来た経緯は?

タクロー:以前は広告代理店などにいたのですが、ラジオDJを始めまして。ビーチバレーの仕事をやったときに、スポーツ独特の高揚感というか盛り上がりに、「これめちゃくちゃ楽しいな」と思いました。僕が声を発するとウワッって反応してくれるので。自分の声が割とはまってるかなって気もして。

小学生のころテレビの「三菱ダイヤモンド・サッカー」を見てたので、サッカーの仕事をやりたいなと思っていたときに、千葉の「VONDS市原」という関東リーグのチームと、藤枝MYFCがどちらもホームページに「DJ募集」って載せてたんですね。

これは応募するしかないと思って両方に応募したら、両方から来てほしいというのを最終的に言っていただけました。最初は東京から藤枝に通っていました。藤枝と市原のチームと行ったり来たりみたいな感じで両方やっていました。

ヒデ:やってみたら面白いなと?

タクロー:そうですね。藤枝MYFC、ご存知の通りほんとに年々チームが進化していって、クラブもどんどん大きくなっていたので、4年前ぐらいから藤枝1本に絞りました。で、コロナ禍になって静岡に引っ越してきたっていう感じ。

選手や審判、サポーターとの“阿吽の呼吸”


ヒデ:タクローさんもやっぱりゴールの瞬間が一番興奮する?

タクロー:やっぱりゴールが入ったときはすごい気持ちが上がりますし、特にそれが逆転ゴールだったりすると、ほんとにたまらない瞬間だなと思いますね。

ヒデ:サッカーの醍醐味ですよね。

タクロー:あとはピッチと連携が取れたときは嬉しいですね。例えばキックオフ直前に、「J2リーグ第何節藤枝MYFC対どこどこ、まもなくキックオフ」って言うんですけど、その瞬間に笛を吹いてくれるレフェリーの方とかいらっしゃるんですよ。そうするとグッときます。

あと、ゴールのコールをした後に選手の名前を言ったとき、スタンドに向かって手を上げてくれたりすると、連動できてるなって。

ヒデ:お互いがちゃんとタイミングを図ってね。

鬼頭:DJもメンバーなんですよね。阿吽の呼吸で。

タクロー:毎試合ではないんですが、たまにそれがピタッとはまったときは、すごく嬉しくなります。

鬼頭:スタジアムは広いですけど、どの辺でいつも仕事をしてらっしゃるんですか。

タクロー:藤枝総合運動公園は、真ん中の一番上に放送室があります。特等席みたいな場所ですね。一番綺麗に見えます。

三国決戦はDJバトルにも注目!

ヒデ:最多のお客さんが入ったジュビロ磐田戦のときなんて、今までと見える景色が違ったんじゃないですか。

タクロー:そうですね。これだけのお客さんが入ってくれるんだなと感動はありました。

私は試合の日に原稿は一応用意しているのですが、選手紹介の前の一言は自分の言葉で言うようにしています。

日本平で行われた清水エスパルス戦は三国決戦という形で、アウエーとはいえ私が藤枝MYFCの選手紹介をやらせていただきました。圧倒的にエスパルスのオレンジ一色の中、何か言いたいなと思って、「応援は人数じゃねえさあ!」と。

ヒデ:その状況を見て、第一声っていうのは生まれるもんですよね。

タクロー:そのときの感じで自分の言葉にしたいというのはすごくありますね。やっぱりそうじゃないとサポーターにも届かないだろうし、サポーターと共に試合を後押しするんだってつもりでいますので。

鬼頭:両チームのDJの方が喋るって、あまりないですよ。三国決戦は両方のDJが担当するというのは、この3チームで決めたんですか?

タクロー:そうですね。今年はお互いが行ったり来たりみたいな形で。藤枝総合運動公園でのジュビロ戦のときには、ジュビロのスタジアムDJ杉山直さんがいらしてくださりました。

ヒデ:DJバトルみたいな感じですよね。

磐田の中心で何を叫ぶ?

ヒデ:タクローさん、藤枝はホームでちょっと勝ててない状況ですが。

タクロー:2度目の対戦に入り、やっぱり対策を練られてるなというのはかなり感じます。特にシーズン前半は上位の方にいたこともあって、他チームはすごく注目していたと思うんですよね。

ヒデ:スカウティングはかなりされてると思いますよ。ある意味認められたということなんでしょう。

タクロー:そうですね。だから、そういう意味では嬉しくもあるんですけど。でも、なかなかJ2って簡単じゃないなっていうのはすごく感じます。

鬼頭:7月16日にはヤマハスタジアムでジュビロ磐田と対戦します。

タクロー:私もヤマハスタジアムで選手紹介をさせていただくことになっています。何を叫ぼうかなって今からちょっと考えています。

ヒデ:磐田の中心で何を叫ぶ?でもこればかりはもう、決めずに第一声を。

タクロー:そうですね。ここは魂の叫びが一番サポーターにも伝わると思ってるので、あまり深く考えずに、直前で考えた言葉を。

ヒデ:ご自身が一番楽しみにしてるんじゃないですかね。何を言うんだろう、俺はと。

鬼頭:ジュビロのDJは杉山直さん、清水エスパルスのDJは鈴木克馬さんですよね。このお三方でご飯に行ったりすることはあるんですか。

タクロー:杉山直さんとはこの間お茶しに行きました。

鬼頭:じゃあそこからまた新しいことが始まる可能性も。DJ対談とかいろいろあるかもしれないですよね。

いつも声をかけてくれる選手は…


鬼頭:藤枝MYFCは現在10位(7月4日時点)。

タクロー:真ん中よりは上にいるので、そういう意味では決して悪いものではないと思うんですけどね。ましてやっぱりJ2ってレベルがすごく高いなと思うので。ただ、チームは毎日ものすごい練習をしているので、これからさらに上に行ってくれると信じてます。

鬼頭:チームのメンバーで、よくお喋りする選手はいらっしゃるんですか。

タクロー:スタジアムで会うといつも声かけてくれるのは、キャプテンの杉田真彦選手です。すごい気さくで、いつも挨拶してくれたりしますね。

ヒデ:DJは大変だと思うんですよ。負けてるときにどうやってチームを鼓舞するか。失点した時は「ただいまの得点は」とか伝えなきゃいけない。僕らが思ってる以上に楽ではないんだろうなと思います。

タクロー:負けてる状態で点が入ったときは、いつもよりさらに力を入れて言ったりしています。「ゴール!」っていうのをわざとすごい伸ばしたりとか。少しでも相手にプレッシャーにならないかなみたいな思いはあります。

ヒデ:サポーターでもあるわけですもんね。

タクロー:自分の心情としては、サポーターのサポーターでありたいと思うんですよね。やっぱりサポーターの献身性ってほんとにすごい。

ゴール裏に向かってものすごい風雨がふきつけても、ずっと最後までみんな手を叩いて、太鼓を叩いてる光景を間近で見てるので。

鬼頭:ラジオを聴いてるサッカーを愛する皆さんにメッセージをお願いします。

タクロー:藤枝MYFC、非常に面白いサッカーをやっています。まだスタジアムで藤枝のサッカーを見たことがないという方は、是非とにかく一度スタジアムに来ていただければ。熱い素晴らしい試合が見られると思います。

サポーターの皆さんには「これからも共に戦っていきましょう、よろしくお願いします!」という気持ちです。
シズサカ シズサカ

サッカー大好き芸人、ペナルティ・ヒデと、サッカー中継のリポーターとしても活躍する鬼頭里枝の2人がお送りする番組。Jリーグから海外サッカー、ユース世代、障がい者サッカーなど幅広くスポットを当て、サッカーを通して静岡を盛り上げます。目指すは「サッカー王国静岡の復権」です!

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