地元の“お母さん”の愛情たっぷりのこんかつ

今回やってきたのは、自然豊かな川根町家山。

桜トンネルでも有名な大井川沿いの「さくら茶屋」というお店が、噂の現場らしいのですが……?

趣のある店内には、地元のお母さんたちが手作りしたおまんじゅうやおこわが売られています。
「あのー、すみません。150円ですごい“こんかつ”ができると聞いたんですけど」と声を掛けてみました。

「今ご用意しますので、座ってお待ちくださいね」と優しそうなお母さん。
もしかしてイケメンがたくさん来てくれるのでは!?と、ドキドキして待っていると……?

「お待たせしました、これが“こんかつ”です。」
お母さんが持ってきてくれたのは、お皿にのったカツのようなフライ。

「こちらが“こんにゃくのかつ”になります」
なるほど、こんにゃくを揚げてカツに見立てているから“こんかつ”というわけですね!

ということで、熱々のこんかつをスタッフがいただいてみました。
「こんにゃくに弾力があっておいしい!噛んだ瞬間、ジュワーっと汁が出てきます。」
汁の正体は、下味として漬けているにんにく醤油。しっかり味が付いているから、ソースがなくても濃厚なフライに仕上がるんです。

こんにゃくに弾力があっておいしい理由は、畑から収穫して毎朝手作りしているから。
手でたたいて空気を抜いて、ひとつひとつ丁寧に仕上げているというから驚きですね。
味もおいしくてネーミングも面白いということから、県内外からたくさんの人が食べに来てくれています。

「さくら茶屋」では、こんかつの他にも話題になっているものがあるとのこと。
少しお店の外を歩いていると、今ではあまり見かけなくなった小便小僧を発見!
そして、この小便小僧、実は地元で話題になったことがあるようなんです。

何が話題になったかというと、おしっこ(お水)の勢いが良すぎること!
調子がいい時は、池を越えることもあったそうなのですが……。

「それが最近、尿管が詰まって(お水が)出なくなってしまったんですよ」とお母さん。
水は出なくなってしまいましたが、今も地元のシンボルとして多くの人に愛されています。
川根町家山の「さくら茶屋」を訪れた際は、ぜひこんかつを食べて小便小僧に会いに行ってあげてくださいね。
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