
特別支援学級が設置され70年以上の歴史を持つ清水第三中学校には、他では聞いたことがない部活がある。今春から名称を新しくする「総合スポーツ部」だ。どんな部活動なのか、先生と生徒に話を聞いた。過去のチーム紹介はこちら




できないことができるように。小さな成功を積み重ねる喜び
昨年度まで「体力づくり部」として活動した同部は、「できないことができるようになる」をテーマに、色々なスポーツを通じ、運動能力の向上や各競技の楽しさに触れる。
平日週3日の1時間~1時間半、運動神経を鍛えるコーディネーショントレーニングの後、サッカーやバスケット、卓球など様々な競技の中から一種目、何をやるか決めるのは部員たちだ。
顧問の望月先生は「できることが増える喜びを感じてほしい」と基本は自由に楽しく、少しの技術指導を行う。中には競技に目覚め、転部する生徒もいる。




互いの個性を知り共に楽しく。共生社会のあるべき姿がここに。
部員の12名は十人十色、運動が苦手な子、得意な子、特別支援学級の生徒もいる。部活以外にキックボクシングを習う土屋塁部長(3年)は、「色々なスポーツができて、体力もつく。支援学級の人と一緒にできるのも魅力。違和感はゼロです」という。
一緒にスポーツを楽しみながら、障がいは一つの個性と自然に学び、いつかは社会に出る支援学級の生徒にとっても世界が広がる良い機会となる。目的は人それぞれ、目指す大会もないが、確実に成長と学びがある。これも部活のひとつの形だ。



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