2015年10月03日(土)付 朝刊
当たり前のように身近にあるインターネット環境から、大人も新聞から遠ざかりつつあることを感じます。授業参観の場などで、子どもと一緒に保護者も参加してできる活動がありますか。
(島田・小学校教諭)
■「まわしよみ新聞」おすすめ
【答】ここでは、新聞を持ち寄った者が気に入った記事を切り抜いて順番に思いを語り、画用紙に貼って壁新聞を作る「まわしよみ新聞」を紹介します。
「まわしよみ新聞」は①まわしよみタイム―新聞をまわしよんで記事を切り取る②プレゼンタイム―切り抜いた記事を紹介して感想を言い合う③新聞作りタイム―切り抜いた記事を使って壁新聞を作る、の3段階を経て完成させます。
低・中学年の児童は自分一人でやることが難しいので、授業参観などの場で親子がチームとなり、話し合いながら作戦を立てるといいでしょう。いわゆるファミリーフォーカスの学校版となります。
記事をネタに誰でも公平に発言でき、意見交換を行うことで会話が弾み、話題が思わぬ方向へ広がっていく可能性があります。このように、「まわしよみ新聞」がコミュニケーションの道具になることは間違いありません。
ネット検索にはない、思わぬ情報と出会える新聞の楽しさをぜひ知ってほしいと思います。
(静岡城北小・中村都=NIEアドバイザー)