静岡県NIE推進協議会

「原発」議論活発に-静岡東源台小で新聞使い公開授業

2011年11月26日(土)付 朝刊


 NIE実践指定校の静岡市立東源台小(同市駿河区国吉田)で25日、新聞記事を活用した公開授業が行われた。11月のNIE月間に合わせた県NIE推進協議会の事業。「原発からエネルギー問題を考える」をテーマに、6年生3クラスの95人の合同授業が行われた。
 児童は「福島第1原発」「浜岡原発」「エネルギー」など五つの小グループに分かれ、自分が用意した新聞記事の切り抜きを見せながら、内容や感想を発表した。
 その後、「浜岡原発を廃炉にするか、再稼働するか」について、各自が意見を紙に書いてからグループ内で議論した。「安全性を考えれば永久停止」「再稼働しないと電力不足で生活に影響する」など双方の立場から意見が飛び交った。
 公開授業には教育関係者が多く集まり、児童の話に熱心に耳を傾けた。

新聞を基に原発やエネルギー問題について話し合う東源台小の児童=25日午後、静岡市駿河区国吉田の同校

新聞を基に原発やエネルギー問題について話し合う東源台小の児童=25日午後、静岡市駿河区国吉田の同校