2012年01月22日(日)付 朝刊
小学校の低・中学年の子どもが、新聞記事を一人で読むのは難しいことです。そんな子どもたちでも、写真を手がかりにすると、どんなニュースが載っているか知ることができます。1日の新聞の中から、1枚でもいいので何を伝えたい写真か考えることができればすばらしいと思います。新聞の写真は、記事の中で最も言いたいことや文章だけでは表現できない重要なことを伝えています。写真から感じたことを家族と話し合ったり、その日の日記に新聞の写真を1枚貼って感じたことを書いたりしていくことをお勧めします。
写真を通して新聞のおもしろさを味わうことができたら、見出しを読むことに挑戦しましょう。見出しは、記事が最も言いたいことを10文字前後にまとめています。「絵本テーマのかるたに挑戦」「自然の力 工夫で生かせ」など、小学校の中学年でも理解できる見出しは記事の中にいくつかあります。そんな見出しを切り取ってノートに貼っていくと、大事なことを簡潔にまとめる力を養うことができます。
高学年になると、日々の新聞の中に本文まで読める記事が見つかるはずです。大切なことは①見出し②リード文③本文の第1段落の順に書かれています。最後まで読み通すことができなくても、リード文や本文の第1段落を読むことができれば記事の概要を知ることができます。
自分に合った読み方を身に付け、日々の社会の動きに積極的に目を向けていきましょう。
(浜松曳馬小・山崎章成)