2025年09月13日(土)付 朝刊
沼津商高(清水町)で12日、情報ビジネス科ICTコース2年約40人を対象にした静岡新聞社の社員による新聞講座が開かれた。生徒たちは神奈川県箱根町の魅力を伝える本紙「広告特集号」の制作に取り組んでいて、記事の書き方や見出しの付け方などの学習を通じ、読者が関心を持つような紙面作りについて考えを深めた。
生徒たちは10月下旬に発行予定の広告特集号を手がけるため、箱根町内の旅館やホテルなど六つの観光施設を取材。今後は記事の執筆や見出し、レイアウト作業などに挑戦し、若者目線で施設の魅力を伝える。
講座では本社社員が紙面を手に、記事の掲載位置や大きさでニュースの価値が一目で分かると説明。結論を1段落目にまとめることや、「誰が」「何を」などを問う5W1Hを意識して書くといった記事のポイントを紹介した。
岡村紗世さん(17)は記事について「ドラマみたいにワクワクするように、結論を最後に回すと思っていたので驚いた。タイトルを簡潔にすることで、時間がない人にも読みやすくまとめたい」と意気込んだ。
読者が関心を持つような紙面作りについて考えを深める生徒ら=清水町の沼津商業高