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富士で高校新聞部 新入生講座 紙面製作 基本学ぶ 記事執筆を体験

2025年06月16日(月)付 朝刊


 県高校文化連盟新聞専門部は15日、新聞部の新入生を対象にした講座を富士市の富士高で開いた。県内各校の1年生ら51人が、正確な情報を読者に届ける新聞の果たす役割と新聞製作の基本を学んだ。

 生徒は記事の要旨をまとめたリード文を書いたり、見出しを付けて記事や写真を配置するレイアウトを体験したりした。講義では静岡新聞社NIEコーディネーターの矢沢和宏さんが「大量の情報があふれる中で新聞の信頼性は高い。信頼性を高めるためには現場で取材して情報を確かめ、冷静に判断することが大切」と強調した。
 矢沢さんは読者の目を引く写真の使い方や見出しの付け方を実際の紙面を通して紹介し、「新聞全体の魅力と、記事一つ一つの内容的な魅力の両方を伝えられる記者になってほしい」と呼びかけた。
 富士高1年の田中銀河さんは「中学3年生の時、学校見学で新聞部を知り、入部しようと思った。学校や地域に密着した記事を書きたい」と抱負を話した。
 (富士支局・杉山諭) 

 

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紙面を見ながら新聞製作について学ぶ生徒=富士市の富士高