熱海市立第二小は24日、静岡新聞NIEコーディネーター矢沢和宏さんを招いた新聞講座を開いた。5年生約40人が、信頼できる正確な情報を読者に提供するための新聞社の取り組みについて学んだ。
矢沢さんは新聞には大きな影響力があり、新聞社が情報の正確性を重視していると強調。記者が現場に出向いて見聞きし、情報が正しいかを確かめるほか「多くの人が冷静な目で情報を吟味している」と正しく伝えるために大切にしていることを説明した。
一方で、「新聞の情報が100%正しいわけではない」と記事をうのみにする危険性を伝え、いろいろな新聞との比較読みを推奨。インターネットやテレビなどの情報も含め「確かめることが大事」と伝えた。
児童は、見出しや写真を使って一目で内容が分かるように紙面が工夫されていることも学んだ。三谷昴琉さんは「新聞の情報の信頼度が高い理由が分かった。ただ、簡単に信じるのではなく、想像力を使って記事に書かれていないことも考えるようにしたい」と話した。
矢沢さん(右)から新聞について学ぶ児童=熱海市立第二小