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テーマ : 高校サッカー

⚽藤枝順心8強入り、筑陽学園(福岡)に快勝5-0 常葉大橘は惜敗 全日本高校女子サッカー

 第32回全日本高校女子サッカー選手権は31日、兵庫県で2回戦8試合を行った。連覇を狙う藤枝順心は松本琉那、植本愛実のゴールなどで筑陽学園(福岡)に5―0で快勝。常葉大橘は柳ケ浦(大分)に攻め込まれながらも守り、粘りを見せたが0―1で敗れた。
 藤枝順心は1月3日の準々決勝で、神村学園(鹿児島)と対戦する。
 ▽2回戦
 藤枝順心 5(5―0 0―0)0 筑陽学園(福岡)
 ▽得点者【藤】松本(なし)植本、高岡(久保田)柘植(下吉)久保田(望月)

 柳ケ浦(大分) 1(0―0 1―0)0 常葉大橘
 ▽得点者【柳】浜田(なし)


藤枝順心 先発復帰植本が存在感
 藤枝順心が初戦に続き、快勝で8強入りを果たした。流れを引き寄せたのは今大会初先発のMF植本。コーナーキックで先制点を演出し、2点目は自ら決めて早い段階で主導権を握った。「なんとか自分が貢献したかった。ゴールもほしかったのでよかった」。2年生が起用に応え、チームを勢いづけた。
藤枝順心-筑陽学園 前半24分、2点目を決める藤枝順心の植本(右から2人目)=兵庫県・三木総合防災公園第2陸上競技場(写真部・宮崎隆男)
 前半3分、コーナーキックを任された植本は長身のFW高岡めがけて中央に上げ、こぼれ球を押し込んだDF松本の先制点につなげた。24分にはゴール前でボールを受け、左足を振り抜きゴールへ突き刺した。「相手がはじいたところがチャンスになると思っていた。常にゴールを意識した結果」と植本。大会直前に左足を痛め初戦は出遅れたが、存分に存在感を示した。
 中村監督は「いろんな形で点を取ることができた」と手応えを口にした。高岡の2戦連続弾、INAC神戸内定の久保田の今大会初得点など主力の活躍も次戦への弾みになる。
⇒【写真特集】静岡県勢熱戦 藤枝順心/常葉大橘(12月31日)
常葉大橘 相手の堅守切り崩せず
 常葉大橘は最後まで柳ケ浦の堅守を切り崩せず惜敗した。前回大会の初戦では4―1で快勝した相手。だがこの日は後ろに選手が集まり前に出られず、前線へ出したボールも回収できなかった。後藤監督は「つなぐためのところに人がいなかった。攻撃は急ぎすぎてしまった」と敗戦を悔やんだ。
常葉大橘-柳ケ浦 後半26分、常葉大橘の田尻(1)が守るも柳ケ浦の濱田(8)に点を決められる=兵庫県・三木総合防災公園第2陸上競技場(写真部・宮崎隆男)
 選手同士でも展開を早くしようと声をかけ合っていたが、パスの少しのずれからカウンターを生んでしまった。失点は降雨で球足が速まったシュートのセカンドボールを流し込まれた。主将のDF笠井は「技術の部分でうまくいかなかった」と唇をかんだ。
 ただ、この日の先発メンバーのうち9人が1、2年生と下級生に力のある選手が多い。笠井は「(2回戦で負けた)昨年の壁を超えられなかった。来年はこの壁を越えて頑張ってほしい」と後輩たちに思いを託した。
▽2回戦 
 神村学園(鹿児島) 7-0 高知
 AICJ(広島) 3-1 日ノ本学園(兵庫)
 大阪学芸 3-0 聖カピタニオ女(愛知)
 十文字(東京) 6-0 福井工大福井
 暁星国際(千葉) 2-1 鳴門渦潮(徳島)
 修徳(東京) 3-2 聖和学園(宮城)

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