「大きなものはいらないという意見が多かったので小さめなものに」スターバックスの誘致が頓挫後に... 城北公園に"小さめな"カフェを整備へ 健康歩道は撤去される方針=静岡市

スターバックスコーヒーの誘致が頓挫した静岡市の城北公園をめぐり、市が新たな再整備計画を発表しました。当初より規模を縮小して、カフェや休憩施設を整備する方針です。

<静岡市 難波喬司市長>
「城北公園の特徴は、地域住民の方々がしっかりと管理をしてくださって、公園の快適性が保たれるというのがありますので、その仕組みはしっかりこれからも整えていくということになります」

静岡市の難波市長が6月4日に明らかにしたのは、市民の憩いの場「城北公園」の再整備計画です。城北公園をめぐって市は2021年、民間事業者と連携して再整備することを決定しました。

当初の計画では、公園内にドライブスルー付きのスターバックスコーヒーを設置する予定でした。しかし…

当初の計画で設置する予定だったスターバックスコーヒー

■住民の反発と訴訟を経て見直された当初のスタバ誘致計画

<市民団体>
「署名が4189筆集まりましたのでどうぞよろしくお願いいたします」

駐車場の整備に伴い、多くの樹木が伐採される恐れがあることから、一部の市民が計画の見直しを求め、住民訴訟に発展したのです。

住民の反発を受け、スターバックスは出店の辞退を表明。事業は一時停止していましたが2024年、市民側の訴えが退けられたことを受け、市は新たな計画の検討を進めていました。

住民アンケートでは、再整備への賛同が8割を超える結果となり、駐車場やカフェについてもおおむね肯定的な回答が寄せられたということです。

■ベビーカーや車いすでも利用しやすいバリアフリー仕様

<静岡市 難波市長>
「大きなものはいらないという意見が多かったので小さめなものにしたということです」

市が発表した新たな計画は、小規模なカフェと休憩所の整備。ベビーカーや車いすでも利用しやすいバリアフリー仕様です。

■「なくなったらつらい」撤去される健康歩道に利用者は

<植田麻瑚記者>
「新たなカフェができるのは、現在この健康歩道がある場所です。周りには樹木がありますが、老朽化したもの以外は伐採せず、景観への配慮を図るとしています」

カフェの整備により、健康歩道は撤去される方針です。

<利用者(70代)>
「健康歩道は私にとって死ぬまでやろうと思っていたものなんです。なくなったらつらい。緑が大好きなんですよ。この城北公園は日本で一番いいんじゃないかなと思っているんです」

また、駐車場は園外に分散配置するとしています。

<利用者(40代)>
「みんな路肩に止めているから来にくい人多かったと思うので、良かったと思います。水がきれいだったり、遊びやすいとうれしいなと思います」

市は今後、市民の意見を募るパブリックコメントを実施し、8月上旬に最終的な再整備計画をまとめるとしています。

■当初計画から面積は半分程度に縮小


スターバックスは頓挫しましたが結局、カフェは整備することになったんですね。

<植田記者>
はい。こちらは城北公園を上から見た図です。正面入口で入ってすぐ健康歩道があります。ここにカフェができる計画です。

当初の計画と新たな計画を比較したものです。当初はカフェと子育て支援施設の面積、計450平方メートル。だいたいテニスコート2面分くらいの広さで整備する予定でした。一方、新たな計画ではカフェ、コミュニティスペース、バリアフリートイレ計140~240平方メートル。半分程度まで縮小します。

さらに、駐車場は当初、園内に整備する計画でしたが、樹木の撤去に反対する声が多くあがったことなどから、駐車場は原則「園外」に分散され園内は車いすやベビーカーを利用する人専用としました。

難波市長は、オープン時期について市が直営で整備する場合は2年、民間事業者を公募する場合は3年かかるとしています。

スターバックス誘致をめぐる騒動から5年。地域との合意形成が進むかが焦点です。

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