【リニア中央新幹線】静岡市では初開催のJR東海住民説明会 静岡県との議論を終えて...カギとなる「地域住民の理解」

2026年5月26日、リニア中央新幹線の工事をめぐりJR東海は、水資源や環境保全への対策などを伝える住民説明会を静岡市で初めて開きました。

県内の着工に向けて地域住民の理解を得ることが目的です。

■静岡市で初の住民説明会を開催


「住民説明会は、こちらのホールで午前10時から始まりました。県による着工判断のタイミングが注目される中、住民に対して、どのような説明が行われるのでしょうか」

地域住民の理解が問われているリニア問題、静岡市で26日に初めて住民説明会が開かれました。

説明会は、大井川の水資源や南アルプスの環境保全に関するJR東海の対策について、パネルなどで紹介ながら住民の質問に直接応じる形で開かれました。

■市民約120人が参加

リニア工事をめぐっては、2026年3月に県の専門部会で県が着工の前提としていたJR東海との28項目の対話が全て完了しました。

また、4月には静岡市の協議会も終了し、10年以上にわたるリニア問題の議論は区切りを迎えました。

こうした状況を受けて開催された26日の住民説明会には県の担当者も同席し、市民約120人が参加したといいます。

■「県が認可を急いでいることが不安になった」

<参加者>
「意見の違うところはあるが、正式にデータを出して説明していると思う。県が認可を急いでいることが来てみて心配になった」
<参加者>
「もっと素人にわかるような内容だったらよかったかなというのと、質問したくても結構な人数がいたので、時間内に聞くことができなかった」

一方、説明会の会場では、市民団体がJR東海に対し、納得いくまで説明を続けるよう求める一幕もありました。

<市民団体(大井川の水を守る62万人運動)>
「国、県、専門家、JR東海が一堂に 会した住民説明会の開催を求めます」

別の市民団体も26日に会見を開き、国や専門家による説明会を開くよう要望しました。

■今後の住民説明会の予定

JR東海による静岡市での住民説明会は5月27日も開かれ、6月20日にかけて大井川流域の10の市や町でも開催される予定です。


「これから進めていこうとしていることを、やはり1つ1つ丹念にご説明させていただいて、ご理解を深めていただくことに尽きる」

■着工判断に向けた知事のスタンスと今後の展開

<滝澤キャスター>
静岡工区の着工許可に向けた重要な局面ともいえますが、県としては、説明会をふまえ「地域住民の理解」をどのように判断するのでしょうか?

<坪内記者>
鈴木知事は、「全ての住民が理解する、100%賛成ということは、どんな場合にもない」とした上で、「JR東海の説明状況を見定めて私が判断する」と述べています。

鈴木知事は、「説明会を終えるまでは着工の判断はできない」とも話していますので、知事の政治的な判断は説明会が終了する6月20日以降になります。

<滝澤キャスター>
26日の説明会には県の担当者も同席していて、「住民の理解」について県としても見極める場と位置づけていると取材で感じました。では、着工の判断に向けた今後の展開はどうなりますか?

<坪内記者>
着工までには河川法などの法令に基づく手続きを済ませ、県とJR東海が県の自然環境保全条例に基づく協定を結ぶ必要があります。この協定締結が手続き上の最後の段階となります。

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

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