
リニア新幹線の工事をめぐりJR東海の丹羽俊介社長らが大井川流域の市長らと静岡市で意見交換会を開き、JR東海は年内にも地域住民への説明会を開く考えを明らかにました。
<JR東海 丹羽俊介社長>
「対話の完了に向けて丁寧にかつスピード感をもって進めていきたい」
意見交換会は、去年11月以来の5回目の開催で大井川流域の自治体のトップとJR東海の社長ら17人が参加しました。
リニア工事をめぐっては6月、県の専門部会で10年以上続いていた水資源に関する対話が終了し、着工に向けた協議は大きな節目を迎えています。
現在の進捗状況を踏まえJR東海は、2025年の秋から冬にかけて地域住民に向けた説明会を行う意向を市長らに伝えました。
<染谷絹代 島田市長>
「市民の不安や疑問に応えていく、誠実な姿勢をしっかり見せていくことが大事だと思う。流域の思いをしっかり受け止めてもらいたい、聞いていただきたいという思いを話しました」
このほか、市長らはJR東海に対して地域経済の振興に向けた協力を求めたということです。