
イラン情勢の影響で営業を停止していた浜松市の温浴施設が、ゴールデンウィーク限定の再開を果たしました。再開に喜びの声が上がる一方、先行きの不透明さから施設側の悩みは尽きないようです。
■1か月ぶりの再開 重油をかき集めGWに間に合わせる
浜松市浜名区の温浴施設「いのはなの湯」では、約1か月ぶりの再開に、入浴中の客から「いいねえ」と声が漏れました。
こちらの施設はイラン情勢の影響でお湯を沸かす燃料の重油が不足し、3月25日から営業停止が続いていました。
それでも、利用客が癒しを求めるゴールデンウィークに合わせて重油をかき集め、4月29日から8日間限定での再開にこぎつけました。
<利用者>
「再開をずっと楽しみにしていた。一緒に入る人がみんないい人、知らない人ばっかだけどそれが楽しいの」
■燃料価格は1.7倍に 施設側が抱える苦悩
利用者の笑顔が戻った一方で、施設側の苦悩は続いています。
こちらの施設では、お湯を温める燃料として1日あたり100リットルの重油を使用します。今回、8日分の重油は確保できましたが、納入業者からは「その先は見通せない」と告げられています。
さらに、価格の問題も追い打ちをかけています。
<三ヶ日総合福祉センター 加藤雄三館長>
「値段は(1リットルあたり)100円前後であったものが160円から170円という状態になっています」
追い打ちをかけるのが「価格転嫁」の難しさです。
原油の仕入れ値は以前の1.7倍に跳ね上がりましたが、こちらの施設は条例によって入浴料の上限が定められているため、価格をすぐに変えることができません。
<三ヶ日総合福祉センター 加藤館長>
「福祉施設ですので、地域福祉、あるいは公共の福祉の増進のためには、一般の施設とは違いますけれど、利益を生むというものではありませんので、何とかやりくりをして続けていきたい」
まだ解決の糸口さえ見えないイラン情勢。私たちの生活は揺さぶられ続けています。










































































