
ボランティアをきっかけに沼津から西原村へ移住
最大震度7の揺れを2回観測した熊本地震から2026年4月14日で10年です。
当時、静岡から災害ボランティアとして復興支援にあたった男性がいます。男性は今、熊本に移住して、農業を通じた復興支援を続けています。
静岡駅から新幹線で5時間半、熊本城で有名な熊本県。中心部から車で1時間の場所にある熊本県阿蘇郡西原村です。
この村に住むのは、小出真也さん(50)。
熊本地震の翌年、沼津市から移住しました。現在は移住後に出会った妻の美紗子さん、ヤギのサニーくんと暮らしています。
農家の手伝いをきっかけに移住
西原村は、熊本地震で震度7の揺れを観測し、家屋の約56%が全半壊。
災害関連死を含め9人が犠牲になりました。
当時、沼津市で食品会社に勤めていた小出さんは、災害ボランティアとして人手に困っていた農家の手伝いをしたのをきっかけに、翌年、西原村に移住しました。
<小出真也さん>
「正直、会社勤めしていたほうが安定しているし、いいところもあると思うんですけど、西原村の環境ですよね。静かなところで生活するのも憧れがあったし、周りの方の人柄ですよね。すごくみんなよくしてくれるので」
特産品の栽培で復興を後押し 担い手として期待される存在に

本格的に農業を始めて7年。西原村特産のサツマイモとサトイモを手がけ、4月から初めて直売所でも販売できるようになりました。
<小出真也さん>
「町の直売所が盛り上がるのは復興の手助けにもなる。わずかながら力を貸せているのはうれしい」
お盆に向けて育てているホオズキの育て方も、先輩の農家に教わりました。
農家の高齢化と担い手不足に悩む西原村にとって、小出さんはありがたい存在です。
先輩の農家は「本当にまじめに仕事をする。できれば静岡のもの(作物)をこっちに普及してもいいんじゃないかなと思う。そういうのをどんどんやってもらいたい」と期待を寄せます。
静岡の家族・知人へ伝える「備え」の大切さ
<小出さん>
「この10年、熊本で復興していく様を見て、仮に大きな災害が起きて、被害を受けて、大変な思いはするけど、絶対に復興はする。特に静岡は何かしら(の地震が)起きる可能性が高い。改めて見つめ直して、自分たちで備えて、有事の際はなるべくみんなが無事で過ごせるよう常に備える心構えでいられるように、こういう災害(熊本地震)のことは忘れずにいてほしい」
復興への思いから移住し、充実した日々を過ごす小出さん。その姿から静岡に住む私たちも学べることがあります。










































































