
秘伝のタレ、プリプリのホルモン

時代を超えて愛され続ける「昭和の味」。今回は、磐田市のホルモン焼き専門店です。おばあちゃんが長年営んできた定食屋を、孫夫婦とその友人が新装開店させました。
プリプリでジューシーなホルモンを味わうことができる豚ホルモン専門店、「ホルモンこた」。昔から養豚が盛んな磐田市で新鮮なホルモンを提供するのは、オーナー夫婦の細川さんと、その友人で店長の木田(こた)さんです。
<オーナー 細川祥平さん>
「ホルモンのタレなんですけど、特別な僕らが作っているタレに漬け込んでいます」
Q. 醤油とか入っている?
「醤油とかは入っていないです。甘くするようなものをいろいろ、簡単に言うとリンゴですとか」
メニューにあるほとんどのホルモンは、企業秘密という自家製のタレに漬け込んであります。肉の厚みによって漬け込む時間を変え、新鮮な肉の旨味を引き立てています。
<客>
「味付けが美味しいです」
「めちゃくちゃ美味しい。ずっと口の中に残ってるとかじゃなくて、ちゃんと噛み切れて、いつ飲み込んでいいか分からない感じじゃないので美味しいです」
「おいしい、やわらかい」
「店がなくなると寂しい」孫婿の決断
絶品ホルモンと、昭和の香りがする店内。人気の「ホルモンこた」がオープンしたのは2025年7月のことです。
それまでは、オーナーの夫婦の祖母・鈴木あさ子さんが、昭和63年(1988年)から37年間、定食屋を続けてきましたが、体力的につらくなり店を閉める決断をしました。

<細川綾香さん>
「(店を)やめた後どうなるのかなって心配もありました、ばあばが。いつも誰かとここで一緒にいる感じだったので」
<細川祥平さん>
Q. このお店をやろうと言ったのは?
「それは僕ですね。奥さんと元々お付き合いしているときから『あさ味』にはよく来ていて、無くなっちゃうとなると僕もさみしくて。同級生の木田が『一緒になんかやろう』と言ってくれて、ホルモン屋さんをやる経緯になりました」
飲食店の厳しさを知るあさ子さんは当初、「客なんか来ない」と反対しましたが、開店が間近に迫ると気持ちも上がっていきました。あさ子さんは今、孫たちの店で週に5日働いています。
<鈴木あさ子さん>
Q. 仕事楽しいですか?
「ハイ、ハイ」
変わらぬ味、昔ながらの名物「豚足」
日中、別の仕事をしている孫夫婦たちの店を盛り上げるため、あさ子さんは定食屋時代に好評だった「豚足」を作り続けています。

<鈴木さん>
「コラーゲンですもんで、若い方もよく食べて、女の子が良く食べてくれますよ」
味付けは醤油とみりんと昆布だし。圧力なべで朝方に仕込み、開店時間まで味を染み込ませます。
味はさっぱりとして、プルプルねっとり滑らかな食感が多くのファンに愛されています。
<常連客>
「これは昔ながらの豚足だよ」
「同じ味でずっと継続するのは難しいかもしれないけど、変わってないからばっちりですよ」
<鈴木さん>
「みなさん『美味しかったよ』って言って帰ってくれるから張り合いもありますし、孫たちが一生懸命頑張っているのをお手伝いしているだけでも楽しいですよ」
<細川綾香さん>
「お客さんもばあばの元気な姿を見に来て元気もらって帰ってくれたりするので、お客さんもばあばも元気なお店になっていけたらいいなと思っています」
昔ながらの味も大切に守る「ホルモンこた」。あさ子さんと孫たちが手を取り合い、これからも歴史をつないでいきます。








































































