「2、3人で来られたらとっても無理」高齢夫婦を縛り現金1000万円奪う 防犯カメラに“袋"担いで逃げる3人組の姿 =静岡・長泉町

防犯カメラに残された“45分間”

12月22日、静岡県駿東郡長泉町の会社兼住宅に複数の男が押し入り、住人の高齢夫婦の手を縛るなどして現金約1000万円を奪い逃走しました。付近の防犯カメラには3人組の姿が映っていました。

事件現場付近の防犯カメラの映像には、犯行グループとみられる男たちの姿が記録されていました。

午前0時10分頃、頭にフードのようなものをかぶり、駐車場で話す3人組の姿。その後、そろって別方向へ向かいました。

その約45分後の午前0時55分頃には、事件のあった建物付近から1人の男が外に出てきました。袋のようなものを肩に担ぎ、画面奥に消えていきます。

その数十秒後には、残りの2人も外に出て現場から去っていく様子が映っていました。

「早く金を出せ」就寝中を襲う

22日午前1時頃、長泉町納米里(なめり)の会社兼住宅で、この家に住む経営者の男性(83)から「強盗に入られた。人数は3、4人。『早く金を出せ』と言われた。2階に逃げて通報している」と110番通報がありました。

押し入ったのは3人の男とみられ、就寝中だった男性と妻(82)の手首をテープで縛り、口にテープを貼るなどして、現金約1000万円を奪い逃げたということです。

逃げた男らの特徴

逃げた男らはいずれも身長170センチ以上の細身で、20代から30代とみられ、黒っぽい服装で目出し帽をかぶっていたということです。

静かな住宅街で起きた事件に、住民からは不安の声が聞かれました。

<地元住民>
「怖いですね、こんな田舎で(事件が)あるというのはなかなか」
「(事件後に)戸締りを確実にやったよ、怖いしなぁ。2、3人で来られたらとっても無理」

警察は、付近の防犯カメラを分析して逃げた男らの行方を追っています。

警察は自宅の戸締りを徹底するよう呼びかけ

多くの人が寝静まる深夜に起きた今回の強盗事件。

高齢夫婦は事件当時建物の2階で就寝中で、建物の1階から侵入してきた見られる複数の男たちに手首を縛られるなどしましたが、幸いけがはありませんでした。

突然の事件に付近に住む住民からは、「まさかこんな平和な場所で起きるとは思わなかった」と驚きの声と「怖い」といった不安の声が多く聞かれました。

いまも逃走を続ける犯人たちに対して警察は、付近の防犯カメラの映像の分析を進めるなどして逃走経路を調べるとともに、近隣住民に対しては自宅の戸締りを徹底するよう注意を呼び掛けています。

「あしたを“ちょっと”幸せに ヒントはきょうのニュースから」をコンセプトに、静岡県内でその日起きた出来事を詳しく、わかりやすく、そして、丁寧にお伝えするニュース番組です。月〜金18:15OA

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