
浜松市天竜区では8月16日の大雨で床上浸水などの被害が相次ぎ、現場では18日も厳しい暑さのなか、ごみの撤去などが行われました。川へとつながる水路で排水が間に合わなかったとみられ、土地の低いエリアで浸水の被害が集中しました。
<浜松総局 伊豆川洋輔記者>
「浸水被害の出た天竜区船明地区です。公会堂前に設置された仮置き場には、災害ごみが次々に搬入されています」
大雨による浸水被害があった浜松市天竜区の船明地区では最高気温36℃を超える猛暑のなか、18日も住民らが復旧に向けた作業に追われていました。
<自宅が浸水した男性>
「(家の中で)60センチくらい浸水した。暑いけどやるしかない」
8月16日の大雨で天竜区では午後の1時間で112ミリの雨が降り、船明地区では床上浸水が7件、床下浸水は約50件の被害がありました。地元の人は短時間に降った大雨によりまちの水路の排水が追いつかなくなったと話します。
<山下二郎 船明自治会長>
「大堀川が最終的なこの船明全体の排水のメインになる」
地区を流れる大堀川です。東西に流れる大堀川には、南北からも水が集まります。
地元の人によりますと当時、大堀川の排水機能は、維持されていましたが、川へとつながる水路で排水が間に合わず、土地の低いエリアで浸水の被害が集中しました。
船明地区は、3年前の台風15号でも今回と似た地形の場所が浸水被害を受けたといいます。
浜松市は18日からり災証明の受付を始めていて、これまでに4件の申請があったということです。