市内を流れる水路、内膳堀(ないぜんぼり)。香貫山の西側、四中の近くあたりを流れるこの水路はかつて香貫地区の水田に狩野川の水を運ぶために整備された用水路です。香貫用水とも言われ、1620年ころに植田内膳さんが苦労してつくったことから「内膳堀」の愛称で親しまれているんだとか。
香貫山の西側あたり、南北に走る道路が「内膳堀通り」とも呼ばれています。
霊山寺とか、せせらぎ公園とかにアクセスするあの道です。今では田んぼも減ってきて、農業用の水路(灌漑用水)としての役目は変わりつつあり、大雨のときの排水路としての機能を担っているんだとか。それでも、なんとなく渋い感じの面影が見られます。
なんかはしごあるけど、水路に降りることがあるのかな?
そんな香貫用水(内膳堀)が世界かんがい施設遺産に登録されたんだとか。すごい!!のか…と思って調べてみると、世界かんがい施設遺産とは、かんがいの歴史・発展を明らかにし、理解醸成を図るとともにかんがい施設の適切な保全に資するため、歴史的なかんがい施設を国際かんがい排水委員会(ICID)が認定・登録する制度。だそう。なんだか立派な「かんがい施設」に認定された、ということがわかります。
シブい水路もかっこいいですし、流れる水の音もなかなか心地よかったりします。400年くらい前にできた水路が今の時代に世界から注目されるというのもなかなかスゴイ!近くを通ったときは、内膳堀を眺めてみてね。