消防士1人が殉職した静岡市のビル火災 業務上過失致死容疑で書類送検された元小隊長を不起訴処分 火災があった飲食店の元店長を起訴=静岡地検

消防士が殉職した静岡市葵区の雑居ビル火災で静岡地検は8月7日、業務上過失致死容疑で書類送検されていた元小隊長を不起訴処分としました。一方、火元になった飲食店の元店長については業務上失火の罪で起訴しました。

静岡市葵区の雑居ビル火災では消火活動にあたっていた静岡市消防局の男性消防士(当時37)が殉職しました。警察は2024年8月、男性消防士に屋内侵入を指示した元小隊長の40代男性を業務上過失致死容疑で書類送検していました。静岡地検は8月7日、元小隊長について不起訴処分にしました。

静岡地検の小長光健史次席検事は不起訴処分の理由について、「屋内侵入の活動時に命綱を結着させたとしても、殉職された消防士が焼死する結果を防ぐことができたと認めるのは困難」などと説明しています。

一方で、火災があった飲食店の元店長の被告の男(36)については業務上失火の罪で起訴しました。

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