
2日夜、静岡市の公民館で会合に参加していた男性が殺害された事件で、犯人の男は会合の参加者らによってバリケードで囲まれた後、自らの首を刺したとみられることが新たに分かりました。
<野田栞里 記者>
「一夜が明けた現場の公民館です。『つどいの家』とありますが、周辺は規制線が張られ人気はありません」
この事件は2日午後7時半ごろ、静岡市駿河区中島の公民館で会合に参加していた78歳の男性が乱入してきた50代の男に背中をナイフで複数回刺され、殺害されたものです。
複数の参加者によりますと、会合には60人ほどが参加していましたが、男は会合の終盤に黙って部屋に入ってきて、そのまま男性(78)に近寄り刃物で刺したということです。
<会合の参加者>
「『机を寄せろ、みんなで椅子を投げろ』って言って、バリケードを作って警察が来るまで耐えるしかないって」
犯行後、男は参加者らに囲われ、身動きがとれなくなった後、自らの首を刃物で刺したということです。
警察は男が男性(78)のみを狙って犯行に及んだ疑いもあるとみて調べを進めています。