
静岡県伊東市の小中学校PTA会長会が8月5日、伊東市教育委員会を訪れ、田久保真紀市長就任後の教育行政の停滞に対する懸念や、教育長の早期選任などを求める要望書を提出しました。
伊東市内では現在、小中学校の統廃合や小中一貫校への移行を含む多くの教育施策の見直しが進められていますが、保護者からは田久保市長就任後の伊東市の教育行政の遅れに対する不安の声が高まっています。
こうした状況を受けて伊東市小中学校PTA会長会は5日、教育現場の課題や、教育長不在による各所への影響などについて、伊東市教育委員会とヒアリングを行いました。
ヒアリングでは、市長就任から約2か月の間不在となっている教育長の選任の進捗についてや、教育長不在による課題への影響などについて協議しました。
また伊東市小中学校PTA会長会は、伊東市内に住む保護者や児童・生徒から集めた市政に対する意見を、田久保市長に届ける機会を設けてもらうために、伊東市教育委員会に要望書を提出しました。
<伊東市PTA連絡協議会 土屋征二会長>
「一番大切にしなければいけないのは、子どもたちの健やかな教育というところだと思いますので、まずは一番そこに重点をおいて伊東市にヒアリングをさせていただきました」
<伊東市教育委員会西川豪紀教育部長>
「(教育長の不在で)大変混乱していますし、影響が大きいという風な認識をしております。一刻も早く教育長が選任されるように、私どもも詰めていきたいという風に考えています」
伊東市小中学校PTA会長会は8月9日頃から、市内に住む保護者や児童・生徒たちから意見を募集し、遅くとも9月上旬までには集約した意見を田久保市長に提出したいとしています。