「さらなる調査、再発防止を」100億円財源不足の新県立中央図書館 県議会が教育長に申し入れ=静岡

新県立中央図書館の財源不足の問題を巡り静岡県議会の委員会は7月31日、静岡県教育委員会の池上重弘教育長に適切な事務処理を行うよう再発防止を申し入れました。

県議会の文教警察委員会は31日、新県立中央図書館の財源不足問題を受け、池上教育長に申し入れを行ないました。

県が計画する新県立中央図書館を巡っては、国の交付金が当初の想定より約100億円減額となることが判明しています。県議会の文教警察委員会は、県の説明が不十分として経緯などを継続して調査しました。

<県議会文教警察委員会 市川秀之委員長>
「事務方の見込み違い、認識不足、確認不足ではあるが、まだ不明瞭な点もあるので、さらなる調査、再発防止に向けた取り組みをしっかりしていただきたい」

申し入れの文書では、調査を実施し責任の所在を明らかにすることや、交付金や補助金を活用する業務のマニュアル整備や、チェック体制を強化することなどを求めました。

<静岡県教育委員会 池上重弘教育長>
「第三者性を持った方々にこの間の経緯をしっかり確認いただくことも必要になってくるかと思う。責任の所在を明らかにした上で、どういう対応が必要なのかを検討していきたい」

県教育委員会は、調査や再発防止策の報告書を県議会9月定例会に提出する方針です。
 

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