「浴衣も準備していたのでちょっと悲しい」大雨の影響で安全考慮 静岡市の安倍川花火大会の中止決定 ドローンショーの開催も見送り

7月19日に予定されていた安倍川花火大会が大雨の影響で中止となりました。静岡市は目玉のひとつ、ドローンショーについても開催中止を発表しています。

<社会部 田島かのん記者>
「静岡市の安倍川です。本来であればこちらで花火大会が行われる予定でしたが、雨の影響で中止となりました」

静岡市の夏の大イベント「安倍川花火大会」。昭和28年に戦没者の慰霊と鎮魂、復興への祈りを込めて始まったもので、2024年は約57万人が訪れました。2025年は7月19日に予定されていましたが、静岡市は7月17日、雨の影響による中止を発表しました。目玉のひとつ、ドローンショーの開催も見送りとなりました。

市によりますと、大雨の影響で安倍川が増水し、打ち上げ場所となる中州が使用できないことや、来場者の安全を考慮して中止を決めたということです。過去10年間で花火大会の中止は5回。2025年の中止は2021年以来、4年ぶりです。

街の人からは、残念との声が聞かれました。

<街の人>
「行くつもりだったんですけど、きょう中止と聞いて落ち込みました」

<街の人>
「行く気満々で浴衣とかも準備していたので、ちょっと悲しい」

準備を進めてきた安倍川花火大会本部です。問い合わせの電話が相次ぎ、対応に追われていました。

<安倍川花火大会本部 西澤誠実行委員長>
「特に打ち上げの設営が難しいので、中止ということで、本当に申し訳ございません。皆さん、残念な顔をしていました。いろんなことを考えると、できる状況ではないという判断で中止の決断をしました。我々にとっては、来てくれたお客さんが安全に見るということが第一ですので、ご理解いただきたい」

戦没者の慰霊の法要は、7月19日午前10時から、土手沿いの慰霊塔の前で執り行われる予定です。

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