
静岡市駿河区用宗、海岸のすぐそばにあるジェラート店、『LAPALETTE(ラ・パレット)』。店内に入ると目に飛び込んでくるのが、回るショーケースです。
ジェラートの本場、イタリアから取り寄せたショーケースには、日替わりで12種類の味が並んでいます。
<LAPALETTE 森下百合さん>
「当店は静岡食材を使用したジェラートを扱っていて、このお店に来ただけで静岡のいろんな食材を楽しんでいただくことができるジェラート店にしたいと考えています」
生産者から直接仕入れた季節ごとの旬の食材をそのままジェラートにしています。紅ほっぺやスルガエレガントなどの定番フルーツフレーバーはもちろん、バジルや葉ショウガなどの変わり種も。
静岡の豊かな食材の味をダイレクトに楽しむことができます。店には平日でも、県の内外から多くの客が訪れます。
<客>
「おいしいです。塩キャラメルといちごミルク。いろんな味が楽しめて、いいなって思います」
中でも用宗にあるLAPALETTEならではのフレーバーがこちら。用宗のシラスを使った、「しらすヨーグルトジェラート」。
<河島玖実ディレクター>
「いただきます。口に入れた瞬間にヨーグルトの味と香りが広がって、そのあとにシラスの風味と食感がすごく感じられて、とてもおいしいですね」
<森下さん>
「ヨーグルトの味をメインにあとから噛み締めれば噛み締めるほど、シラスの味が感じられるようなジェラートになっています」
<河島ディレクター>
「シラスのジェラートというとなかなか想像ができなかったんですけど、大きめにシラスを入れていて、すごく楽しい一品ですね」
LAPALETTEから歩いて5分、1951年創業の老舗シラス専門店、『マルカイ』のシラスを使っています。
<マルカイ 営業部 笠原憲副部長>
「釜揚げシラスですね」
しらすヨーグルトジェラートに使っているのは釜揚げシラス。現在はシラスが不漁のため、冷凍保存したものを提供しています。
<笠原副部長>
Q. ジェラートにすると聞いてどう思いましたか?
「意外とシラスの塩味は甘いものに合うので面白なと思って、観光に来られる方とか、とても喜んでくれる。おいしいし、いいと思う」
1回に約600グラムのシラスを使います。魚の臭塩味は甘いものに合うので面白いみを消すために、砂糖やレモンをヨーグルトに入れ、そこにシラスをそのまま投入し軽く混ぜ合わせます。シラスの食感が残るように、荒刻みに入るようにジェラートの調整します。
<LAPALETTE 森下さん>
「静岡で育てられている農作物はたくさんありまして、ジェラートはその食材の味がダイレクトに感じられるものですので、こんなものもあるんだ、というのを感じていただけたらなと思います」
◆情報
【住所】静岡市駿河区用宗4丁目21-12
【電話】054-266-0870
【営業時間】11:00~18:00
【定休日】なし
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