完全予約制の効果は…GW後半「日本平動物園」駐車場 “長年の課題”渋滞解消へ新たな取り組み=静岡市

静岡市の日本平動物園では、ゴールデンウィークの後半4連休について駐車場の「完全予約制」を導入しました。長年の課題であった周辺道路の渋滞解消をねらう新たな取り組みは、どんな効果があったのでしょうか。

静岡市駿河区の日本平動物園。快晴となった5月5日は、「こどもの日」ということもあり、開園直後から多くの家族連れが楽しんでいました。

<子ども>
Q.動物園楽しいですか?
「楽しい~」
Q.どんなところが楽しい?
「シロクマ!(ジャンプ)足が大きい」

園内がゴールデンウィークらしい賑わいをみせる一方で、周辺では例年とは違う光景がありました。

<坂口将也記者>
「動物園のすぐ隣を入るこちらの道路。例年ゴールデンウィークの時期は大渋滞となっていますが、今年は渋滞が起きていません」

日本平動物園の駐車場につながる道は、基本的に日本平パークウェイの1本のみ。このため、連休期間は駐車場に入れない車が列を作り、開園前から数時間にわたり大渋滞を起こしていました。

この渋滞を解消しようと動物園側が新たに導入したのが、ゴールデンウィーク期間中の駐車場の「完全予約制」です。

事前予約した客が入口でスタッフに示していたのは予約確認の画面です。

<客>
「(最初は)3日に来ようと思ったんですよ。そしたら予約しないとダメと書いてあって、そうなんだって。駐車場までスムーズに行けたので良かった」

<客>
「去年まではすごい渋滞していたと聞いていたので覚悟はしていたんですけど、全然そんなことなかったです」

渋滞解消の効果は園内だけではなく、周辺の店にも広がります。

<周辺にある美容院の従業員>
「うちのお客様もちょっと予約の時間に遅れてしまったりとか、帰るときに中々出れなかったりして、ここがずっと動かない状態だったんですけど、今年はスムーズですよね。割と土日はここは渋滞しがちなんですけども、土日もやって頂けたらすごい嬉しい」

園側によりますと、懸念されていた来場者数への影響は想定よりも少なく、1日あたり1000人ほどのマイナスと見込んでいます。

5月5日は予約せずに来園した人が複数いたものの、JR東静岡駅からの臨時シャトルバスを勧める対応をとり、目立ったトラブルはなかったということです。

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